雪の日




caplio GX100


北国に住みたい。


雪が降るといつもそう思う。
10年くらい前からずっと。



「写真が好きな人には、そうでない人間に比べて
センチメンタリストが多い。
なぜなら、写真は過去しか写さないから。
要するに後ろ向きな人間が多いんだ。」


どこかのインターネットの書き込みにそんな言葉があったが
俺の昔持っていた北国に住みたい的な願望も
多分そういうセンチメンタリズムだ。



それにしても久しぶりの雪。
そして久しぶりの総武線から見る外堀。
糞寒かったけど、それでも少し嬉しい気分でした。

千倉にて




NIKON D80
2008 01/01 夜明け前。




写真っていう趣味は何かを借りないと成り立たない。
誰かが作った街並みとか
空や山のような自然とか
あるいは誰かの人生の一場面とか。


そして自分の場合、写真に限らず
趣味嗜好や言葉遣い
物の感じ方も考え方も
モノにしろ、モノでないものにしろ
ほとんど借り物で成り立っている。


借りっぱなしにならないような生き方をしなきゃならんなあと
この歳に来て、ようやく思い至る。
そんな正月でした。

新年


NIKON D80



あけましておめでとうございます。


千倉に初日の出を見に行きました。
割と人気はなかったけど
海は綺麗だし、日の出もよく見えたし
なかなか良いスポットです。
写真も撮れたしで
今年はまあまあいい元旦になりました。
来年もまた行くかな。


今年もよろしくお願いします。

師走


caplio GX100


カメラ持ってる間は
景色に見慣れてしまうことはあんまりない。
同じ道でも、時刻や季節で光の射し方が
まるで違うことに気付くので。


まあそれでも、時間が経つのは早くなる。
やっぱり時間が過ぎる事には慣れてしまう。
もう二十何年も生きてれば仕方ない。


自分の歳とか怪しくなっても来るってものです。

machidori 1


caplio GX100


人の営みの気配、とか
時間の流れた痕跡、とか
そういうものを写して表現したいときは
モノトーンで撮るといい事が多い、のだそうだ。


写真に直接写らないものを表現したいとき
色彩はノイズになることもある。という事らしい。



まあ受け売りなんですが。
撮るときにそんなことは考えたことは無かったけど
確かに頷ける言葉でした。